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うつ病・適応障害からの再就職を当事者が語る!キズキビジネスカレッジが無料オンラインイベントを開催

うつ病・適応障害からの再就職を当事者が語る!キズキビジネスカレッジが無料オンラインイベントを開催

株式会社キズキが運営する就労移行支援事業所「キズキビジネスカレッジ」は、うつ病や適応障害による退職から再出発した元当事者が、自身の再就職経験を語るオンラインイベントを2026年7月30日に開催します。

イベントには、40代で適応障害を発症し、無職の状態を経てキズキビジネスカレッジを利用した石塚正好さんと、総合商社をうつ病で退職した後に株式会社キズキを設立した代表取締役社長の安田祐輔さんが登壇します。

休職や退職に至った経緯、再就職に向けて動き出すまでの葛藤、自分に合った働き方を見つけるために取り組んだことなどを、当事者の視点から紹介する予定です。

目次

40代で適応障害を発症した元利用者が登壇

登壇者の一人である石塚正好さんは、長年勤務した物流業界を離れ、未経験のインサイドセールス職へ転職しました。

しかし、新しい職場で働き始めてから約半年後に適応障害を発症し、退職することになります。

仕事を失っただけでなく、家族の生活や今後の収入に対する不安を抱えながら、再就職への道を模索していたといいます。

その後、石塚さんはキズキビジネスカレッジを利用しました。訓練を通じて、仕事に必要なスキルだけでなく、自分がどのような環境で力を発揮しやすいのか、どのような状況で心身に負担がかかりやすいのかといった自己理解を深めました。

自身の強みや特性を見直すことで徐々に自信を取り戻し、その経験を支援に生かしたいと考えるようになったとしています。

石塚さんは2025年10月に株式会社キズキへ入社し、現在はキズキビジネスカレッジ新宿御苑校のスタッフとして勤務しています。自らも利用者だった経験を生かし、うつ病や適応障害、発達障害などを抱える利用者の就職活動を支援しています。

今回のイベントでは、支援を受ける立場から支援する立場へ進んだ石塚さんが、40代でキャリアを立て直した過程を具体的に語ります。

キズキ代表も総合商社をうつ病で退職した経験を紹介

もう一人の登壇者である安田祐輔さんは、株式会社キズキの代表取締役社長です。

安田さんは、発達障害の特性に伴う困難や、いじめ、転校、一家離散、不登校などを経験しました。その後、学び直しを経て国際基督教大学に入学し、卒業後は総合商社へ就職しています。

一方、職場では発達障害の特性も関係してうつ病を発症し、退職しました。退職後には引きこもりの状態も経験したとされています。

その後、不登校や中退を経験した人などを対象とする個別指導塾「キズキ共育塾」を立ち上げ、2015年に株式会社キズキを設立しました。

現在は、学習支援に加え、うつ病や発達障害などによって就職や仕事の継続に困難を抱える人を対象としたキズキビジネスカレッジなどを運営しています。

イベントでは、安田さん自身の退職や再出発の経験に加え、これまで多くの利用者を支援してきた立場から、休職中や離職中の人が抱えやすい焦りや自己否定についても取り上げる予定です。

キャリアを積んだ人ほど再出発に葛藤する場合も

うつ病や適応障害によって休職や退職をした人の中には、「以前は普通に働けていたのに、なぜ今はできないのか」と自分を責めてしまう人もいます。

特に、長年にわたって仕事の経験を積んできた人や、管理職や専門職として働いてきた人の場合、支援を受けること自体に抵抗を感じることがあります。

再就職に向けた訓練の内容が簡単すぎると感じたり、自分の経験や能力が評価されていないように感じたりするケースも考えられます。

しかし、うつ病や適応障害からの再就職では、以前と同じ能力をすぐに取り戻すことだけが目的ではありません。

病気や不調につながった職場環境、業務量、人間関係、生活習慣などを整理し、同じ状況を繰り返さない働き方を考えることも重要です。

これまでのキャリアを否定するのではなく、経験や得意分野を生かしながら、負担の少ない業務や職場環境を見極める必要があります。

今回のイベントでは、こうしたキャリアに対するプライドと、現実の体調や働き方との間で生じる葛藤について、実際の経験に基づいて語られます。

再就職を急ぐだけではなく自己理解を深める

離職後は、収入の減少や失業給付の終了時期、家族の生活などを考え、できるだけ早く再就職しなければならないと焦ることがあります。

ただし、体調が十分に安定していないまま就職活動を始めると、面接や選考による負担が大きくなる可能性があります。また、仕事内容や職場環境を十分に検討せずに再就職した結果、再び体調を崩すことも考えられます。

再就職を目指す際には、生活リズムや通勤への耐性、集中できる時間、対人関係で感じる負担などを確認することも大切です。

さらに、前職で不調になった原因を整理し、苦手な業務や必要な配慮を言葉で説明できるようにすることは、職場選びや就職後の定着にもつながります。

キズキビジネスカレッジは、就労支援において「メンタルの安定」と「稼ぐ力」の両方を支援する方針を掲げています。また、単に就職することだけでなく、利用者が自分に合った仕事を見つけ、安定した職業生活を送ることを重視しています。

就労移行支援とは

就労移行支援は、病気や障害などによって働くことに困難を抱えている人のうち、一般企業などへの就職を希望する人を対象とした障害福祉サービスです。

厚生労働省によると、就労移行支援では、仕事に必要な知識や能力を身につけるための訓練に加え、職場体験、求職活動、本人の適性に応じた職場探し、就職後の職場定着に向けた相談などが行われます。

事業所によって提供するプログラムは異なりますが、一般的には生活リズムの改善、自己分析、パソコン訓練、ビジネスマナー、応募書類の作成、面接練習、企業実習などが実施されます。

キズキビジネスカレッジでは、病気や障害、特性によって仕事に不安を抱える人が、自分に合った働き方を見つけるための支援を提供しています。プログラムには、自己理解やコミュニケーションに関する内容のほか、仕事で活用できるビジネススキルを学ぶ機会も用意されています。

利用にあたっては、自治体が交付する障害福祉サービス受給者証が必要です。障害者手帳を持っていない場合でも、医師の診断や自治体の判断によって利用できることがあります。

キズキビジネスカレッジでは、相談や見学、体験利用などを経たうえで、自治体への申請と正式な利用契約へ進む流れを案内しています。

カメラ・マイクを使わずに参加可能

イベントはYouTube LIVEを利用したオンライン形式で実施されます。

参加者はカメラやマイクをオンにする必要がなく、自宅から視聴できます。体調によって外出が難しい人や、対面でのイベント参加に負担を感じる人も参加しやすい形式です。

放送中は、チャットを利用して匿名で質問できます。休職や退職、家族への罪悪感、再就職への不安など、身近な人には話しにくい悩みを登壇者へ質問することもできます。

視聴には事前の申し込みが必要です。申込フォームを送信すると、自動返信メールでYouTube LIVEの視聴URLが案内されます。

自動返信メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダを確認し、それでも確認できない場合は、申込完了画面に記載された連絡先へ問い合わせる必要があります。

イベントの開催概要

イベント名は「うつ・適応障害元当事者が語る 40代・どん底・無職の再就職エピソード」です。

開催日時は2026年7月30日午後6時から午後7時までです。

YouTube LIVEによるオンライン配信で、参加費は無料です。ただし、視聴には事前申し込みが必要となります。

主催はキズキビジネスカレッジです。

申込フォーム:https://form.run/@Rgu7C

イベントに関する問い合わせは、株式会社キズキのメールアドレス「service@kizuki.or.jp」で受け付けます。

休職や離職をキャリアの空白だけで捉えない

うつ病や適応障害による休職期間は、本人にとって「何もできていない時間」のように感じられることがあります。

一方で、再就職後も安定して働き続けるためには、体調の回復を優先し、自分に適した働き方を見直す期間が必要になる場合があります。

職種や給与だけでなく、勤務時間、通勤方法、在宅勤務の可否、業務量、職場のコミュニケーション方法など、働き続けるための条件を具体的に整理することが重要です。

石塚さんの経験は、これまでとは異なる業界や職種へ転職した後に適応障害を発症し、支援を利用しながら自分の特性と強みを見直した事例です。

今回のイベントは、元の職場への復帰だけでなく、新しい職種への転職や、支援する仕事へのキャリアチェンジなど、再出発にはさまざまな選択肢があることを知る機会にもなります。

株式会社キズキについて

株式会社キズキは、「何度でもやり直せる社会をつくる」を掲げ、学習支援、就労支援、自治体との公民連携事業、情報発信などを行っています。

就労支援事業では、うつ病や発達障害などを理由に退職した人や、就職に不安を抱える人を対象とするキズキビジネスカレッジを運営しています。

同社の事業には、不登校や中退などを経験した人を対象とする個別指導塾「キズキ共育塾」、不登校やひきこもりの人を支援する家庭教師事業「キズキ家学」、自治体から委託を受けて実施する生活困窮世帯の子どもへの学習支援などがあります。

このほか、不登校の子どもを持つ保護者向けの情報メディアや、保護者同士が交流できるオンラインコミュニティも運営しています。

今回のオンラインイベントも、病気や障害による離職をキャリアの終わりと捉えるのではなく、自分に合った仕事や生活を改めて考えるきっかけを提供する取り組みの一つです。

参考

うつ・適応障害元当事者が語る 40代・どん底・無職の再就職エピソード 【キズキ代表×元利用者対談イベント】

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